top of page
◆IMG_8173_edited_edited.jpg

2022年11月
医療安全管理と医薬品安全使用のための研修

2022年11月3日

20230129_033831322_iOS_edited.jpg

オンラインにて医薬品安全管理と医薬品安全使用のための研修(通達研修)を行いました。

今年4月の調剤報酬改定から半年、各店舗地域の患者様に貢献できるように日々努めて参りました。5月には月ごとに課題を挙げ、解決方法を考え、その解決のためにスタッフ皆で共有して実行する“アクションプラン”を始めました。今回の研修では安全管理に加えこのアクションプランの成果、また半年間実行して苦労している事、改善に向けできること等を話し合いました。

【第一部】

◆社長挨拶

鈴木社長からは会社の近況報告、春の研修に続き調剤報酬改定を受けて弊社が目指す方向性について、また薬剤の割引率、在庫管理について話がありました。

R4年5月~R4年10月は薬剤師2名、医療事務3名の新入社員を迎えることができました。新しい仲間と共に頑張っていきましょう。

令和4年4月の調剤報酬改定を受けて弊社は地域支援体制加算の算定を第一とし、その後地域連携薬局を目指していくことは春の研修で述べた通りです。弊社では21店舗中18店舗が同加算を算定しており、これはとても高い水準といえるでしょう。地域支援体制加算の算定にこだわるのは経営のためだけの問題ではありません。同加算の算定、また同加算2の9つの要件を数多く満たすということは多くの患者様に貢献することができるということです。社員の皆さんは社会の役に立ちたいと薬剤師・医療事務を志したはずです。その初心を是非大切にしていってください。

◆対人に係る研修の継続的実施と電子処方箋導入に際しての準備
経営推進部 川添

昨年12月より対人に係る研修を開始しました。労働施策総合推進法の改正によってハラスメント対策等を社会全体として取り組んでいく方向になっています。また、毎年安定して新卒社員が入社しております。今後は採用に力を入れると同時に採用後の人財化に取り組んでいくことが重要です。そのため対人に係る研修については今後も継続して開催していきます。その他のテーマでの研修、若手・中堅社員、管理者向けのものも会社として計画的に開催していきます。

来年1月から電子処方箋の運用が開始されます。ハローグループでは3月末までの導入を計画しております。まずは各店舗管理薬剤師がHPKIカードの申請を行います。電子処方箋の活用により患者様の複数病院にわたる服薬情報が得られ、重複投与や相互作用等をチェックすることができ、より安全な医療提供を行うことができます。迅速な全店舗導入を目指します。

◆薬歴記載上の注意点
情報管理室 木村

南浦和3号店開局1年後の新規個別指導を問題なく終えることができました。ここで薬歴を記載するうえでのポイントについて再確認をしたいと思います。継続的な薬学的管理を行う上で薬歴を連続性のあるものにしていくことがとても大切です。そのためには表紙の充実が不可欠です。どの薬剤師が見てもその患者様の要点がすぐに把握できるように表紙への記入を行う必要があります。現病歴だけではなく、ライフスタイル、既往歴、患者様との投薬時のやりとりで得られた個々に特徴的な内容を簡潔に記載し定期的に更新していくようにしましょう。

基本的なことになりますが、疑義照会内容、一包化調剤の理由、算定した各加算に対して必要な情報の薬歴への記載をしっかりと行ってください。

◆学術部としての取り組みと社内情報共有の整備
学術部 森田

学術部ではオンライン研修や社内サイト “Hello Navi” の構築による社内情報共有の整備等の活動を行っています。令和3年12月から令和4年4月にかけてDMエキスパートミーティングを開催し、31名の社員が修了しました。今後も学術部としてより臨床的側面からアプローチを行い社員に還元していきます。

社内情報・学術情報を共有するにあたって現状の方式では問題点があります。メールによる情報共有においては周知漏れや印刷による資料の膨大化等の問題が挙げられます。学術部では “過去の資料も含め、閲覧・検索に優れた情報共有の場が必要” と考え、社内サイトHello Naviを構築し運用を開始しました。メールによる情報の伝達という従来の業務フローはそのままに、その情報をHello Naviに転記することにより管理者だけではなく全社員のアクセスが可能(全社員向けの情報に限る)になり閲覧・検索が行えるようになりました。日々の業務で得られた知識は個人に集積されるケースが多いです。Hello Naviを用いてその知識を社内に共有できると社内全体で生産性を高めることが可能です。社員のみなさんがこのツールを有意義に活用して業務に役立てて下さることを期待しています。

◆調剤過誤報告書の分析
安全管理担当 堀内

この半年間の過誤件数は前回と同程度でしたが合併症禁忌や副作用歴の見逃しなどの重大な過誤がありました。ここ数回の安全会議で何度も言及しているやむを得ない一人業務時の対応(写真を他店舗社員に送りダブルチェックをしてもらう等)を徹底するのはもちろんのこと、業務内容の複雑化に起因する集中力低下による過誤発生、慣れない作業による過誤発生等に対する対策も重要です。外来調剤に加え、施設・在宅調剤、服薬情報提供書の作成もありますので今後は並行作業が増えていきます。例えば施設調剤では完了すべき監査項目にチェック印をつけていき、だれが見てもすぐにどこまで監査が進んでいるのか把握できるように “監査の見える化” を行ってください。「一つ一つ確実に」「目の前の処方箋に集中して」のような改善策は通用しません。

業務内容も変われば必要な人員も仕事の流れも変わります。“唯一生き残ることができるのは変化できる者” 過誤対策も全く同じです。変化に気づかない、あるいは変化することを拒んで今まで通りの業務を続けていくのならば必ず重大過誤を起こします。

変化してください、あなたの薬局を選んでくれた患者さんのために

【第二部】薬剤師の部

5月より開始しました“アクションプラン”の半年間の成果の検証を行いました。まず吉田よりアクションプランの補足として半年間の振り返りと更に良いプランを立てるための考え方の説明がありました。次に代表して浦和美園店、南浦和店、鷹番店より半年間の成果の発表がありました。各店舗それぞれ自店の特徴をよく把握し、目標に対してなぜ現状未達成であるのか課題を抽出、それをクリアするための施策を策定しスタッフ間で共有して実行することができていました。

まだ開始して半年、アクションプランに対する課題や問題点、疑問点があります。第二部後半では全店舗を3つのグループに分け、それぞれのグループでアクションプランを更に上手く活用していくためのディスカッションを行い、困っていること、それに対する解決案等を話し合いました。グループディスカッションは前回会議から取り入れましたが、小さく分けることで発言者と聴き手の距離も近くなりより濃密な議論ができてとても有意義でした。

地域社会において薬局が求められている役割は次々と変化し増えていっています。ハローグループとしてその期待に十分お応えできるよう、アクションプランを最大限活用し医療サービスのアップデートを図っていきたいと考えております。

20230129_033831322_iOS_edited.jpg
bottom of page