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2018年4月
医療安全管理と医薬品安全使用のための研修

2018年4月30日

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【管理職会議演題】

議題 2018年調剤報酬改定後の課題の抽出と解決

店舗責任者を中心とする管理職会議では、本年度の調剤報酬改定の課題について話し合いました。今回の改定の最も大きな話題は、「手帳持参率の低い薬局の減算」と「新しく設定された地域支援体制加算」です。また、前回改定に引き続きかかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師の機能強化も重要なテーマとなっています。

手帳については、持参率低下により減算されるから慌てて手帳持参を呼びかけるというのでは本末転倒であり、基本に立ち返り手帳の重要性を患者に理解してもらい、薬剤師も手帳を使った仕事を行っていくことが何より重要です。会議では都内の店舗の店長が患者層と手帳持参率の分析を行い、サラリーマン層に著しい手帳持参率の低下が見られることを発表いたしました。またスマートフォン用の手帳アプリを導入した店舗より導入方法や導入による持参率向上の効果が発表されました。

かかりつけ薬剤師、地域支援体制加算についても手帳と同様に、加算を取るためや収益維持のためと考えるのではなく、より患者さんのためになる仕事として捉え積極的に取り組んでいくことが重要です。会議では内科と皮膚科の処方箋を数多く応需している店舗よりかかりつけ業務への取り組み紹介や問題提起がされました。内科の店舗ではかかりつけ業務の周知のためのお薬手帳の利用方法や、本当にかかりつけ業務が必要な患者さんのピックアップ、通常業務への影響や情報共有の重要性など説明がありました。皮膚科の店舗からは皮膚科としてかかりつけ患者を増やすまでの試行錯誤が発表されました。

地域支援体制加算については、地域の患者さんに寄り添うという当社のコンセプトにあった加算であり、会社として人と物の補充といった体制の整備を図っていく方針ですので、各店が地域支援のどの条件をクリアできていないのかを話し合いました。薬剤師の人員や応需する処方箋の種類などから画一的に全店が地域支援の条件を満たすのは難しいところですが、これからの薬局の職責として重要な事ですので積極的に取り組んでいかねばなりません。

【医薬品安全管理と医薬品安全使用のための研修】

◆新入社員紹介

今年も新卒社員を含む沢山の新入社員を迎えることができました。新天地で頑張ろうとするそのエネルギーによって現場も益々活力に満ち、業務に取り組んでいけることと思います。

◆社内近況と調剤報酬改定
鈴木社長

弊社の近況といたしまして3月に本社(立石メディカルプラザ)が完成しました、それに伴い4月に本社を移転いたしました。また、数店舗の新店立ち上げや改装を控えております。

◆調剤過誤報告書の分析とまとめ
安全管理責任者 堀内

調剤過誤につきましては患者さんに対して重大な過誤をおこさないよう対策をとり、それを逐次最適化していくのは当然ですが、従業員を重大過誤から守るというのも弊社の基本的な考え方でもあります。

ヒヤリハット事例が生じたときの状況とその対策を半年前から安全管理責任者に随時報告するように取り決めました。ヒヤリハット事例を深く考察することはその先に繋がる重大調剤過誤を未然に防ぐためにとても重要であります。

【情報交換】 
2018年調剤報酬改定を受けて

◆仕事はどう変えるべきか、何を学ぶべきか 
安全管理責任者 堀内

管理職会議でも話し合いましたが、今回の調剤報酬改定につきまして一般社員とも情報を共有いたしました。今回の改定はこれからの時代の薬剤師に必要な能力を明確にしたものであると言えます。一昔前までは、素早く間違いの無い調剤を行うことが薬剤師の能力評価の中心でしたが、今の時代は、情報収集能力、高いレベルの投薬技術、薬歴記載能力などが必要な条件になっています。一般社員の方にはこれからの時代に必要な能力を身につけて頂きたいですし、会社としてもそれをフォローするつもりです。

2年毎の調剤報酬改定では大きく私たちの業務内容も変わる部分もでてきますが、患者さんにハロー薬局を利用して良かったと思って頂けるようにするにはどうすれば良いのかを薬剤師に限らず全スタッフが常に考えながら業務を行い、患者さんにとってのよりよいサービスを提供していく、そういう姿勢を持っていれば何の問題もないはずです。

◆2018年診療報酬改定と薬歴記載 
東浦和店 木村

当社では、店舗間の薬歴記入ルールの違いに起因する人員移動の際のトラブルや、ヘルプ人員による重要情報の読み間違いなどの問題が発生しないよう、薬歴ルールを出来るだけ統一し内容を充実させる取組みを行っています。今回の研修でも今回の改定を受けて「患者の生活像の記載」「服薬情報提供」「外来服薬支援」など患者寄りの情報を具体的にどう記載するか発表を行いました。


会議・研修後には懇親会を行いました。

沢山の新入社員も緊張が解け、お互いに親睦を深め合いました。

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