社内研修2019年11月

医薬品安全管理と医薬品安全使用のための研修

2019年11月3日

研修式次第

前半
1.開会の挨拶 社内近況報告 鈴木社長
2.新入社員紹介
3.調剤過誤報告書の分析とまとめ 安全管理・学術教育担当 堀内


後半 
4.情報交換 テーマ
  「かかりつけ薬剤師 服薬情報等提供料、0402通知、在宅」
5.担当業務連絡 
  医薬品の購入等に関する伝達 斎藤

  薬歴記入に関する連絡事項 木村
6.閉会の言葉 早水CO​​

懇親会 ビストロやま パーティールーム

1. 開会の挨拶 社内近況報告 鈴木社長

2. 新入社員紹介

・令和1年6月1日  ハロー薬局鷹番店開局
・令和1年9月1日  ハロー薬局浦和美園店開局
・平成30年8月2日 ハロー薬局土呂店再開局


鈴木社長より新店舗の開局とその後の状況について説明がありました。薬機法改正や2020年4月の診療報酬改正を控え、調剤薬局業務は今後ますます複雑になっていきます。

 

新たな仲間の紹介の後、社員全員がワンチームになってよりよい医療を提供できるよう、本会議では将来を見据えた活発な議論をするようにと檄が飛ばされました。

3. 調剤過誤報告書の分析とまとめ 安全管理・学術教育担当 堀内

安全管理責任者堀内よりこの半年間に報告された調剤過誤の分析結果と今後の対策の説明がありました。全般としては、新規店舗の開局により処方箋枚数は増えているにもかかわらず、過誤報告は例年並みの件数に抑えており、内容も軽微な報告が大半を占め、幸いにして重大過誤に相当するものはありませんでした。


懸念される点は、お薬手帳の返却ミスが5件と多かったこと、服用には至りませんでしたが副作用経験のある抗生剤を患者に投薬してしまうといったヒヤリハット事例が起きたことの2点です。手帳と薬歴はかかりつけ業務における何よりも重要なツールです。手帳の返却ミスを起こさないための業務手順の見直しや手帳を扱う上での心構えなどが説明されました。

店舗数が増えるに伴い新規入職者も増えております。店舗に所属する薬剤師の教育は管理薬剤師の法的業務です。各人の能力を把握し不足があれば管理薬剤師自らが教育していくよう伝達がなされました。

4. 情報交換

調剤薬局を取り巻く課題として、「2019年薬機法改正への具体的対策」「0402通知への対応」「薬局機能評価への対応」「2020年診療報酬改定」の4つがあります。今回の情報交換は、「かかりつけ」「服薬情報提供」「0402通知への取組み」「在宅」という4つのテーマを定め、情報提供とディスカッションを行いました。

テーマ 1 かかりつけ患者の算定件数を増やすには

堀内より、かかりつけ薬剤師の申請状況と算定件数の現状の説明がありました。去年の同時期と比べ、かかりつけ薬剤師の算定件数が伸びておらず、かかりつけ薬剤師の新規申請も滞っています。またかかりつけ患者の契約数も薬剤師間で差がみられ、話がしやすい患者、個人的に親しい患者に偏って算定している傾向があることが議論の中で明らかになりました。これでは必要な患者に必要なサービスが提供できているとは言えません。今後は高齢者や複数の医療機関にかかっている患者、インスリンやSU剤などの高活性の薬を多数飲んでいる方、重病の方、副作用歴のある方等々、かかりつけ業務を必要として下さっている患者を掘り起こし、かかりつけ薬剤師のお声掛けをしようと決めました。

テーマ 2 服薬情報等提供料を滞りなく行うためには

薬機法改正、2020年の診療報酬改定、薬局機能の充実、いずれも薬剤師に医療機関などへ服薬情報を提供する事を求めています。処方せんに記載された薬を準備することは0402通知によって薬剤師でなくとも可能となりました。薬剤師はその時間を使い患者の話に耳を傾け必要があれば医師に情報提供をしなくてはなりません。弊社の情報提供の件数はまだまだ十分ではなく改善が必要です。弊社は各店のやる気を重視する社風であり、ノルマを課して何かをやらせるということはないのですが、服薬情報提供に関しては薬剤師の意識を改革し、仕事の流れを改善しなければ中々達成できない課題であります。軌道に乗せるための暫くの間は、最低でも一人月に1件は医療機関への情報提供を行うことと決めました。実際の情報提供の例として、堀内より東浦和店の情報提供例が紹介されました。

テーマ 3 0402通知への取組み

弊社は0402通知が出された段階で調剤補助の導入を進めていくことを決めております。補助者が安心して作業を行えるように責任範囲の明確化と補助者への説明、業務手順への記載など必要な作業を行っていくことが重要となります。会議では各店の現状把握と課題を確認し、具体的なスケジュールを定めました。現在薬剤師の数が足りている店舗から補助導入は必要ではないとの意見も出ましたが、今後ますます増えていくかかりつけ業務を薬剤師が滞りなく行っていくためには補助の導入は必須事項であり理解をもとめました。

本テーマの終わりに、南浦和駅前店富田より自動監査システムAuditを利用した業務の紹介がありました。調剤補助者と自動監査の導入により上手く業務を省力化し、かかりつけ業務を行っています。各店参考になったのではないかと思います。

テーマ 4 在宅の件数を増やすためには

弊社の在宅に対する取り組みは十分といえず、定期的な在宅件数を増やしていけるように対策を取っていかねばなりません。

【南浦和駅前店の無菌調剤室の紹介】

南浦和駅前店に導入した無菌調剤室について、同店富田より実際の調剤の動画などを使った分かりやすい紹介がありました。会社の財産ですので近隣の店舗は共同使用が出来るように申請を行っていこうと思います。

【新規在宅の開拓活動の紹介】

本社川添より学芸大学店における新規在宅患者の獲得例の紹介がありました。在宅専門の医療機関からの紹介ではなく、店舗のかかりつけ患者を在宅に繋げたケースであり、地域連携室やケアマネへの働きかけのやり方など、具体的な説明でした。かかりつけ薬局として理想的な在宅のケースであり非常に参考になりました。

5. 担当業務連絡

医薬品の購入に関して戸田店斉藤より、薬歴記入に関して東浦和店木村より説明がありました。共に弊社において重要な項目ですが、特に薬歴に関しては改善の余地が大いにあると思います。いくら良い服薬指導を行っても記載が不十分では全く意味がありません。各加算を算定するに足る十分な指導を行うとともに薬歴へ漏れなく記載するよう社員に徹底していく必要があると思います。

6. 閉会の言葉

会議の最後に早水取締役より閉会の挨拶がありました。薬局業界全体が抱える課題と弊社の現状を正しく認識し、今後の方針を定める良い話し合いが持てたとの言葉でした。

懇親会

研修後の懇親会では、幹部・管理薬剤師間での親睦を深め、コミュニケーション・情報交換を行いました。

今回は通達研修でしたので、各管理薬剤師は後日、薬剤師、医療事務、全社員に研修内容を伝え周知徹底を行っております。

 

文責 堀内 貴

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