社内研修2021年11月

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医薬品安全管理と医薬品安全使用のための研修

2021年11月3日

オンラインによる研修体制

4月に引き続き、コロナウイルス感染症による感染対策のためオンライン形式により研修(通達研修)を行いました。

薬局薬剤師の役割は対物業務から対人業務へとシフトしております。投薬後のフォローアップはもちろん、在宅業務のように積極的に外にでて地域医療の一端を担うことが重要であり、我々に求められております。そのような中、薬剤師が対人業務へ多くの時間を費やせるようにするためには医療事務の働きが不可欠です。0402通知によりピッキング等の業務を薬剤師の監督の下医療事務が行なえるようになりました。一律に質の高い業務を行うためにも医療事務間での意思統一をはかる事が大切であると考え、今回研修後半は薬剤師の部と医療事務の部に分けて実施しました。それぞれの業務に対して深い研修を行うことができたと思います。

​1. 社長挨拶

鈴木社長からは会社の近況報告、改正薬機法に対して弊社が目指す方向性、医療事務の仕事の拡充と重要性について話がありました。

R3年5月~R3年10月は薬剤師1名、医療事務4名の新入社員を迎えることができました。また来年4月には新卒者(薬剤師2名、医療事務1名)が内定しております。

            

南浦和3号店が地域支援体制加算の基準を満たしました。弊社では店舗全体の80%が同加算の基準を満たしておりこれは他グループと比較してもとても高い水準であるといえます。

従来の健康サポート薬局に加え薬機法改正により地域連携薬局の認定制度がはじまりました。弊社では優先順位を地域支援体制加算の算定>地域連携薬局の認定取得>健康サポート薬局の認定取得と位置づけ全店舗が地域医療に貢献できるように邁進してまいります。

薬剤師の仕事の変化と共に医療事務の仕事もまた大きく変化しております。調剤補助業務は必須です。薬剤師と協働しながら法に沿った調剤補助業務を行うことで薬剤師はより対人業務に集中することができます。これまで以上に薬剤師と医療事務が二人三脚で業務に当たることが重要になります。

これからも弊社は地域に密着したかかりつけ薬局として地域包括ケアシステムの構築を他業種の方々と十分に担えるように努力してまいります。

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2. 人事領域アンケートの結果報告

経営推進部 川添


「各社員の現状を把握し、より働きやすい環境を構築する」ことを目的とし、全社員を対象に人事アンケートを実施いたしました。結果としまして仕事に対してやりがいを感じている社員が多く、患者様から感謝される等高い満足感を得ていることが分かりました。反対に患者接遇や管理マネジメントに関する研修に対して評価がやや低いことが分かりました。

 

総合満足度、社員の定着率も共に業界比で高い水準となっており、良好な人間関係の中で社員一人一人が高いモチベーションを持ち、業務を遂行できていることが弊社の長所になっております。会社の研修制度につきましては【対人力研修】【新任管理者研修】【マネジメント研修】の増設を検討しております。社員の満足は患者様の満足に繋がりますので、今後も社員が働きやすい環境づくりに取り組んでまいります。

3. 薬歴記載の留意点

情報管理室 木村

 

薬歴を記入する際に患者様個々の情報を聞き取り記録する必要がありますが、【継続的な薬学的管理・指導】を行う為の薬歴記入の留意点について整理、確認をいたしました。

 

(1)次回への申し送り

(2)薬時に生かせる患者情報の収集

 (自覚症状、検査値、食事運動内容、服薬コンプライアンス等)

(3)患者個々のブロブレムの把握

 (コンプライアンスの低下、併用薬に関する注意喚起、監査時の注意点、乳幼児の指導上の注意点(ライフスタイルを含む)、ハイリスク薬の留意点)

 

上記3点を意識した情報収集及び薬歴記入をこころがけることによって、患者様個別の継続的な薬学的管理指導がやりやすくなります。留意点を意識して連続性のある服薬支援を行っていきましょう。

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4. 調剤過誤報告書の分析
安全管理担当 堀内

 

この半年の調剤過誤は、件数が65件と2年ぶりに60件を超える数字となり、一人薬剤師業務による過誤が増加するという結果でした。ジェネリックメーカー同士の間違いや、メーカー品とジェネリック医薬品の間違い、数量の間違いといった軽微なミスが大半でしたが、看過できない監査不備も数件ありました。

在宅業務、外来服薬支援対応や服薬情報提供書類の作成などの作業により人手が不足し、一人業務になり過誤を起こしてしまうというケースが多く、今後ますます対人業務が増えていくことを考えると具体的な対策が必要と思われました。一人業務は、処方不備や薬の間違いに気が付きにくく、患者に健康被害が発生した際にも当事者1名が法的責任を負うこととなります。患者さんだけでなく薬剤師を守るという点からも絶対に防がねばなりません。やむを得ず一人業務を行ってしまった際にも、出来るだけ時間を置かずに保存した写真を第三者に確認してもらうなどの対策を取ってもらいたいと思います。また過誤の中身を精査すると、監査と投薬に十分な時間をかけていれば防げた過誤が多数あることがわかりました。いまだに薬剤師が調剤や発注などの薬剤師でなくても出来る業務に時間を取られている店舗が多数あります。

今回の過誤報告で明らかになった弊社の課題を挙げると、①対物業務から対人業務への移行が円滑に行えていない、②薬剤師が行わなくてもいい薬の準備行為の補助者への移管が出来ていない、③投薬後の確認が不十分であり調剤過誤の発見が遅れる傾向がある、の3つでした。②の補助者への移管については会議の後半で、薬剤師と医療事務の二手に分かれて話し合いました。

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5. 法令順守への弊社の対応
安全管理担当 堀内

 

2021.8月に開始されました改正薬機法第2弾、「法令遵守に関する規定の義務付け」について堀内より説明がありました。

 

今回の改正で求められたことを分かりやすくいうと以下の3つです。

1.全社員に法律を順守させる体制を整備すること

2.整備した体制を守りルールにのっとり正しく運用すること

3.必要な従業員への教育を継続して行うこと

新たに定義された責任役員や薬局開設者を補佐する者の役割と意味、管理薬剤師の権限と責任など8月の法改正で定められた内容と、法令遵守の重要性が説明されました。勤務薬剤師が果たすべき役割や薬剤師責任の独立性、調剤補助者の業務と責任などについても説明がありました。今回の改正は大手調剤薬局グループが起こした、薬歴未記載、処方箋付け替え、不適切な医薬品管理といった不祥事が原因で行われたものです。全役員・社員はこのようなことのないように、身を引きしめて業務に当たってほしいと思います。

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薬剤師医療事務に分かれた研修(午後の部)

薬剤師医療事務に分かれた研修(午後の部)

薬剤師のセッション 

薬剤師は4月の会議で共通認識とした、①在宅件数を増やす、②服薬情報提供の数を増やす、③かかりつけ薬剤師の実績を増やす、という3つの課題に対する、各店のこの半年間の進捗と課題の報告を行いました。

 

地域連携薬局を達成した店舗や近日の申請を目指して健闘している店舗、申請は出来なくても目標に向けてこつこつと実績を上げている店舗がある一方、立地・在庫数・近隣医の診療科の関係などの諸事情でなかなか実績が上がらず苦労している店舗もあるということがわかりました。いずれの店舗も今回の会議で聞いた他店の取り組み報告は、明日からの業務改善の参考になったのではないでしょうか。

基本的なことではありますが、【在宅】【服薬情報提供件数】【かかりつけ薬剤師の契約数】という3つは、これらが我々がきちんと対人業務が出来ているかどうかの指標だからであって、会社の収益を確保するためではありません。取り組みが充分な店舗も不十分な店舗も、そのことを念頭に置いて日々の業務に取り組んでいただければと思います。

医療事務のセッション1
本社 吉田

医療事務は、前半は0402通知による「調剤業務のあり方について」理解を深めました。

 

薬剤師が対人業務を充実させる観点から、医療事務が安全かつ安心して調剤補助に取り組める環境整備が重要です。本社吉田より発表があり、法律的に行ってよい調剤補助業務と行ってはいけない調剤補助業務を明確にし、また調剤補助業務を行う上で守るべきルール、最低限知っておく法律、計数取り揃えなどの注意点が説明されました。

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医療事務のセッション2
本社 山田

後半は山田より、この半年の調剤過誤全体の3割強を入力ミスが占めることから再度注意喚起をいたしました。

 

思い込み、注意力不足、集中力不足による入力ミスが防げれば、数多くの入力ミスが防げることを呼びかけました。入力ミスを防ぐためにやるべきこと、①ミスに対して必ず考察を行う。②スタッフ間で情報共有を行う。③早い段階でのチェック、確認を行う。これらを徹底するよう周知いたしました。また、入力時のミス減少、効率アップの観点から日々の業務に役立つ知識を質問形式で説明されました。

 

前半で調剤補助業務の説明があったため、具体的に戸田店で行われている調剤補助業務が紹介されました。写真を交えて計数調剤、軟膏混合業務や一包化作成業務の補助、在庫不足による薬(薬剤師が服薬指導済の薬)の郵送、お届けする行為などが説明されました。医療事務の仕事は多岐にわたってきており、それに伴い、より重要なポジションを務めることになります。医療事務の力が必要不可欠であることを再認識し、業務が円滑に行われるように日々の業務と向き合うことを共有しました。

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