社内研修2021年4月

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医薬品安全管理と医薬品安全使用のための研修

2021年4月29日

オンラインによる研修体制

新型コロナウイルスは1年以上を経過しても衰える兆しが見えません。今回の研修も昨年11月と同じくオンラインでの研修となりました。地域連携薬局を目指すために在宅業務、服薬情報提供、かかりつけ業務等積極的に行うことが求められております。本社幹部、管理薬剤師、店舗スタッフ間で情報共有を行うと共に意思統一をはかりました。2回目のオンライン研修でしたので皆更に活発に議論ができたと思います。

​1. 社長挨拶

会社の近況報告

新入社員として薬剤師では新卒採用社員1名、中途採用社員4名、事務スタッフでは新卒採用社員2名、中途採用社員2名を新しく迎えることができました。薬剤師の新卒社員は弊社薬局において学生実習を修了しております。新しい仲間が職場にフレッシュな風をもたらしてくれることでしょう。7月には新店舗・喜沢南店がオープンします。このコロナ禍において医療機関を含め様々な業種で大変厳しい状況が続いておりますが弊社としましてはこの状況に負けることなく着実に一歩一歩を進めていく所存です。

社内情報共有

堀内執行役員の発案から昨年8月に服薬情報リレーがはじまりました。当番社員が自分で疾病・新薬等について資料をまとめ全社員が回覧することによって知識の研鑽をはかっております。他にも吸入指導例、フォローアップ例、在宅事例の情報の共有を開始しております。社員の高いモチベーションによって知識・経験の共有化を進めております。

2022年調剤報酬改定に向けて

11月の研修でも確認しましたが、弊社では地域連携薬局を目指していく方針です。そのためには在宅業務に注力しなければなりません。患者さんに休日はありません。関係医療機関の要望は高いです。日曜・祝日・夜間にすぐ対応ができるのかどうかを求められているのです。在宅業務を積極的に推進しなければ薬局の発展はありません。
スタッフ一人ひとりには“感謝”・“礼節”・“敬意”の姿勢をもって在宅をはじめとした業務にあたるようにと言及がありました。

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2. 業界動向から見る弊社の報酬算定

経営推進部 川添


本社の川添から弊社の報酬算定状況について説明がありました。

 

コロナの影響につきましては業界平均と比較すると弊社の影響は少ないと言えるが減少傾向であることは違いないとのことです。生き残り戦略が重要となってくるでしょう。地域支援体制加算の算定率は高いですが、後発医薬品調剤加算については平均より低くなっております。今後の改定での減算等を考えると一定以上の後発品調剤率を維持する必要があるとのことです。また、かかりつけ業務については患者へのアンケートでかかりつけ薬局を持っていると答えた患者のうち実際にかかりつけ契約を結んでいる数は少ないとの結果がでているとのことです。ここに伸びしろがあるとの説明でした。

3. 調剤過誤報告の結果の分析と考察

安全管理担当 堀内


安全管理者の堀内よりこの半年間の過誤報告の分析と考察が発表されました。

報告件数、過誤の発見の経緯、一人薬剤師の過誤の件数などは前年と同様、入力ミスはやや増加しました。用法用量に関する入力ミスは、誤入力された用法用量に従って薬を服用してしまうことに繋がりかねない重大なミスであり要注意です。間違った薬をお渡ししてしまうケースは9件ありましたが、大半は先発薬品とジェネリック医薬品の間違い等軽微なものでありました。重大な過誤はありませんでしたが、今後かかりつけ薬剤師としての業務が増え、仕事は一層複雑化していきます。より一層気を引き締めて対応していくようにとのことでした。調剤過誤ではありませんが、お薬手帳を間違って返却してしまうようなトラブルが数件ありました。お薬手帳は個人情報そのものであり、それを間違って他の人に渡すことが起きればそれは個人情報の漏洩に当たります。その扱いには薬と同様に、十分注意することが必要であります。

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4. 情報交換
南浦和駅前店の在宅の取り組み

南浦和駅前店 富田


南浦和駅前店の富田より在宅の取り組みについて説明がありました。

 

南浦和駅前店は弊社の店舗でも在宅件数が多く、無菌調剤室を早くから設置して混注業務を行っております。在宅患者を獲得するために営業を行っておりますが、南浦和駅前店には3点の強みがあるとのことです。即ち、地域トップクラスの医薬品備蓄数・日曜祝日以外は全て営業・時間外の急配対応可能の3点です。介護施設でも在宅クリニックでも営業をかけるうえでキーパーソンを見つけたり、すでに関係を持っている薬局を探したり定期的な訪問をすることは大切ですが、「いかに私たちの薬局のメリットを見せられるか」が重要とのことです。私たちのできることをアピールしつつ、そこからケアマネ・訪問看護師・ヘルパー等他種職との関係を築いていくことが大切であります。

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5. 在宅訪問における基礎知識

東浦和店 木村


東浦和店の木村より在宅訪問における基礎知識の紹介がありました。

 

ハローグループには在宅業務に精通している経験豊富な人材が多数在籍しておりますがまだ在宅業務に不慣れな社員もおります。在宅件数を上げるためにはこちらから介入の必要がある患者さんに気づきお声がけを行うなど薬局提案型の在宅業務が重要になります。そのためには在宅業務経験が浅い社員の知識の底上げが大切です。在宅業務の流れから押さえておくべき基礎のポイントについての説明がされました。今後地域薬局の業務の柱のひとつになっていく在宅業務について日々研鑽に努めております。

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オンライン ディスカッション

 

【在宅】【服薬情報提供】【かかりつけ薬剤師】の3テーマについて、各店の抱える課題の抽出やそれに対するディスカッション、件数の多い店舗からのアドバイスなどを行いました。

 

1.【在宅】に関するディスカッション
各店からの課題としては、自分一人しかいない時間にお届けに行くと薬局を閉めざるを得ない、契約までの流れがスムーズに行かない、家族が取りに来るからいいと断られることが多い、麻薬の急配で困ったことがある、人員不足やスタッフ間のモチベーションに差があることなどが挙げられました。


在宅を積極的に行っている店舗からは、重要事項説明書・契約書をわかりやすいパンフレットを作成して患者に説明していることや、配達で薬剤師不在にしている時間の対応方法、在宅に至る前にアドヒアランス低下や物忘れ多発などの気になる患者がいた段階で店舗内で情報共有していくことが重要であることなどアドバイスが出されました。


会社としても、同意書や説明文書の共有ファイル化、患者家族への説明例などの情報共有を行っていくこととしました。

2.【服薬情報提供】に関するディスカッション
服薬情報提供数が伸びている店舗からのアドバイスとして、社員への啓蒙、意識づけが重要であること、在宅の件数を近隣店舗との協力により増やすようにしたこと、門前医との関係性が重要であること、患者と医師の間の潤滑油となるように患者のためになる情報を積極的に報告していることなど、具体的な取り組みが報告されました。例えば残薬調整をした際にも、病院に電話連絡して調整して終わりにするのではなく、飲み忘れの原因を聞き出し報告するなど、プロブレムを解決する行動をしてその結果を報告すると良いというアドバイスがありました。


情報提供件数が伸びない店舗からは、吸入指導や在宅に関する報告以外の提供が出来ない現実や、十分な内容の文章を作成している自信がないという若手の悩み、門前医が文書提供よりも電話での処理を好むことなどの悩みが挙げられました。


服薬情報提供はかかりつけ薬剤師、かかりつけ薬局の仕事がどれくらい出来ているかの指標と言えます。薬剤師の実力の指標でもあります。管理薬剤師以外の一般薬剤師が情報提供を出来ていないことがわかってきましたので、会社として若手対象の研修、勉強会を行っていくこととしました。

3.【かかりつけ薬剤師】についてのディスカッション
かかりつけ薬剤師の契約に関しては、各店なかなか契約が結べずに苦労しているようでした。費用面の説明が上手く出来ない、自信がないなどの声が多数ありました。


立石店より、自分の店舗に来てくれる門前以外の患者を大切にすることが大事であること、例えば集中率が97%であれば3%のかかりつけ薬剤師の獲得のチャンスがあるということであると捉えて積極的に声掛けをするようにとの意見がありました。コスモ店は、残薬が多い患者に対して問題解決のためのアプローチをして、それを足掛かりにかかりつけ薬剤師の契約を提案していると説明してくれました。東浦和店は、かかりつけ薬剤師の契約が取れなくても、かかりつけ薬局を持つように患者に声掛けをすることは薬剤師としての義務であり、それをこつこつと続けることが重要であることなど述べておりました。


各店、所属薬剤師がかかりつけ薬剤師が取れる条件を満たしたが、積極的に申請を行い、かかりつけ業務に励んでいただきたいと思います。

3つのディスカッションを終えて

【在宅】【服薬情報提供】【かかりつけ薬剤師】の3つは、これからの薬局にとって避けては通れない重要テーマです。ディスカッションにより当店はまだまだこの3つのテーマについて課題が多くあり、取り組みも十分ではないことが明らかになりました。

今後も、全体会議を中心として、この3テーマに対する各店の取り組み状況を確認していき、患者にかかりつけ業務を提供できるよう努めていきたいと思います。

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閉会の挨拶

早水CO


早水COからは新型コロナウイルスの影響で今回もオンライン会議になったが、とても活発な意見交換ができたとの感想がありました。

医療従事者においても現時点でワクチン接種は未だ進まず、厳重な感染防止対策を取って業務や生活にあたるように指示がありました。幹部社員、管理薬剤師等の社員が一堂に参加するこの安全会議を実りのあるものとするように情報を共有し、改善し、実行していくようにとのことです。
 

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資料通達のみの研修と比べて、関係各者の努力が実りオンライン研修として非常に充実した研修を行うことができたと思います。今後もハロー薬局としてご利用頂ける方のお役に立てるように精進してまいります。
 

石井啓之  堀内貴

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